闇の守り人

闇の守り人 (新潮文庫)

闇の守り人 (新潮文庫)

精霊の守り人」につづく、シリーズ第2弾です。


女用心棒バルサにとって、故郷は、ふれれば痛む古傷のようなものだった。
「心の底についた傷は、忘れようとすればするほど、深くなっていくものだ。
それを癒す方法はただひとつ。――きちんと、その傷を見つめるしかない」

バルサは、6歳のとき、泣きながら手をひかれ
養父ジグロとともに洞窟をぬけ、故郷を後にした。
あれから25年。
今、ひとりで故郷に向けてその洞窟を歩き出そうとしていた。
ジグロが短槍に刻んだ模様を指で確かめながら。
自分の出生を調べるため、養父ジグロの汚名をはらすため、
そして戻ってみれば故郷は虚偽の歴史を進もうとしている。
カンバル国の滅亡を救うためにバルサは立ち上がる。
「闇の守り人」とは……。


なんといっても、「バルサ」がかっこいいです。
精霊の守り人」を読んだ時のドキドキは今も鮮やかです。

だいぶ間が開いてしまいましたが、文庫版が出たのをラッキー!と、
これからどんどんシリーズを読んでいこうとはりきってます。
文庫はエプロンのポケットにも入るし、バッグにいつも入れておけるので、
すきまの時間に読めるのです^^v