ズッコケ三人組の卒業式 ☆ 那須正幹・作 

児童書 原画・前川かずお 作画・高橋信也 (ポプラ社

第一巻「それいけズッコケ三人組」からスタートしたシリーズの50巻目で、これにて完結です。
長男が物語に「はまった」きっかけが、このシリーズでした。小学4年の2学期ごろ、学校の図書室で「タイトルがおもしろそう」と手に取ったのが出会いだったようです。
学校でも休み時間に読んだり、家でも、途中ではやめないぞ! という気迫を体中から発しながら読んでいました。
ところが、その年(2004年)の秋も深まる頃、12月には最終回が出版されることを知りました。
まだ、全部読んでいたわけではありませんが、終わってしまうという感じはなんとも残念でさびしいものがあったようです。
その12月に、完結を記念しての那須正幹さんのトークセッションが、池袋のジュンク堂書店であることを知り参加しました。
執筆の裏話でしたが、息子は熱心に聞き入っていました。参加者は小学生が数名で、このシリーズを読んで育ちましたというような大人がほとんどでした。
この日に聞いたお話、「ズッコケ三人組の卒業式」にいただいたサイン、握手、は、息子にとって大切な宝物になりました。
「ズッコケシリーズ」の本は、はじめに舞台となる稲穂県ミドリ市花山町の地図が描いてあります。そして、三人組(ハチベエハカセ・モーちゃん)のくわしいプロフィールが書かれています。
物語に入る前のページには、見開きで花山第二小学校6年1組の教室の様子が全員名前入りで描かれています。
読み始めると三人組と友達のような気持ちになって、花山町の住人になってしまうのでしょうね。

☆ ズッコケ中年三人組 ☆が出版されています。40歳になった三人組の物語です!!!