さいでっか見聞録

さいでっか見聞録

さいでっか見聞録

児童文学作家の富安陽子さんが雑誌「月刊クーヨン」に連載したエッセイをまとめたもの。小さいエッセイが26収録されている。
どうも富安さんの年代と家族構成は、我が家とよく似ているようで、「うちもうちも!」とか「うんうん、わかるわかる」みたいなノリで、笑わせていただいた。
中でも「哀しき、シーモンキー」は、笑いながらもびっくりした。
シーモンキー」は微生物をペットのように飼うというもので、私も名前だけはしっていた。飼ったことなない。
ところが、夫は子どもの頃2回飼ったという。
そして、長男が2歳ごろだったか、仕事帰りに「なつかしいもの見つけた」といって
「えびぞうくん」というのを買ってきたのだ。
富安さんは、息子さんが「えびぞうくん」を欲しがるのを止めたようだが、
我が家ではお父さんの仕事部屋で「えびぞうくん」が飼われていた時期がある。
長男が、「えびじょーくんは?」と様子を見に来るところを撮影したビデオが残っている。
エッセイは、爆笑ばかりではなくて、暖かな気持ちや、ホロリとさせられるものもある。