少女海賊ユーリ・黒いゆうれい船
- 作者: みおちづる
- 出版社/メーカー: 童心社
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
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で、めでたく「黒いゆうれい船」を今回読むことができた。
ユーリは、千年先の未来からリーデニア海へと落ちてきた。
その時から二百年、海賊船の船長として、旅を続けている。
「黒いゆうれい船」は、そのユーリが未来から落ちてきた「その時」と、なぜユーリが深く広い心を持ち、勇敢に「悪」へと立ち向かうことができるのかに深くかかわっている。
ユーリは科学者で、その実験がもとで時空を落ちてきたのだが、第1巻から勇敢なユーリを読み続けてきた読者には、失意のユーリはとても印象的だ。
どんなに強いと思われる人も、人間であればどこかに弱い面や頼りたいと思う気持ち、無力感などなど、あっても不思議は無い。
ユーリにもそんな姿の日があったのだとしみじみ感じる。
そこから、どうやって勇敢なユーリになっていったのか、ユーリの心にある深い思いとは何か。
今回読んで、重要な面白い巻を飛ばしていたことに、かなりショックを受けた(T_T)
どの巻から読んでもおもしろいとは言っても、やっぱり最初から順番に読んだほうが何倍も楽しめるとつくづく反省。
ユーリのシリーズは、長男(小6)も大ファン。いよいよ10巻が完結だよと言ったらガッカリしていた。
3月には読めそうだ。
さびしいけど、楽しみ。