おまもりドラゴン

おまもりドラゴン (草炎社フレッシュぶんこ)

おまもりドラゴン (草炎社フレッシュぶんこ)

児童書☆サナちゃんのせいで、班競争でビリになり、しょんぼりと家に帰った日のこと。サナちゃんは庭でふしぎなみどりの石を見つける。毎ばん大切になでていたら、石が電球みたいに光って、小さなドラゴンが生まれてきた。
サナちゃんは、給食の野菜が苦手で食べられず、仲良しのはずのヨウコちゃんにも口をきいてもらえなくなる。
体育も苦手で、ドッジボールでは、まっさきにボールをあてられてしまう。
ところが、ふしぎなドラゴンが生まれてからというもの、そのドラゴンがいつもピンチを救ってくれる。サナちゃんのおまもりだ。
苦手なこと、しょんぼりしちゃうこと、色々あるけれど、ずーっとドラゴンに助けてもらっていていいのかな。
サナちゃんとドラゴン、どうなっていくのでしょう。

この本は、次男(小2)のお気に入りでもある。
出かけた先などで、石を拾ってもちかえったり、旅先のおみやげもの屋で石を買ったりするけど、もしかして、何かが生まれてくるかと待っているのだろうか。
そこまで思っていなくても、「しあわせの石」だと言っているから、石からなんからの力をもらっているのかもしれない。

人が元気になるきっかけって、ちょっとした事だったり、物だったりするんだなあと思う。
昨日、苦手な歯医者で治療を終わったら、なんだか気持ちが明るくなって、翌日に予定していた確定申告へ行こう!!と税務署へでかけた。
帰り道、気になっていたことや苦手なことをこなしたことで、なんだかいろんなことができるみたいに、気持ちが大きくなっていた。
サナちゃんとドラゴンの関係って、こんな感じかなあと思いながら、畑の中の道、自転車をこいでいた。ニヤニヤしていたかもしれない。