さくら日和

さくら日和 (集英社文庫)

さくら日和 (集英社文庫)

1999年に集英社から刊行されたエッセイ集の文庫版です。
内容は、「ママは本当はさくらももこなんじゃないの?」と疑いを益々深める息子のこと。
著者の得意とする健康研究のこと。
家族や仕事仲間との日常の面白エピソードなど。

私がさくらももこエッセイを読むのは、ひとえに笑いたいからです。
心をのびのびと解放したいからです。


それと、今回は電車移動の時に気持ちを落ち着けるために、必ず絶対集中できる本が欲しかったからです。
私は「パニック障害」病歴7年で、乗り物は動悸や不安などを伴うため、利用するにはとても勇気がいります。
今回は、10年会っていない、同人「にじゅうまる」のメンバーに、なんとしても会いたかったし、ゲストが川北亮司さんで一度お会いしたかったから、電車に乗る決心をしました。
そんなわけで、いざというときの特効薬が「さくら日和」でした。
幸い、電車移動は無事にこなすことができて、本は必要ありませんでした。


いつも、感心するのは著者が自分の体を客観的に見ることができるところです。(面白く書いてあるけれど)
私などは体のどこかが痛かったり、風邪をひいたりしたらドキドキしちゃって、病院へ走ります。
忙しい仕事を抱えているということもあるのでしょうが、
インフルエンザを3時間で治したのはすごい!
私の体は私が一番よく知っているという感じです。
笑いながら、学ぶところが多いな〜と心の奥のほうで、真剣にわが身を反省したりしました