夏目漱石を読んでみました。

児童書声にだすことばえほん吾輩は猫である夏目漱石・文 武田美穂・絵 齋藤孝・編(ほるぷ出版

2006年1月15日初版の新しい絵本です。「日本語のお手本」として、音読してほしいという趣旨の本で、漱石の文体はそのままに、猫の日常を中心に物語を抜粋してあるそうです。

昨夜は次男とふたりです。
武田美穂さんの絵は太い輪郭のはっきりした絵で、猫や先生も味わいのある、親しみやすい絵だと思います。子どもも絵にはとても興味を持って、かわいいねぇとか、泣いてるよーとか、見入っていました。
でも、文は……というと、読んでる私は意味もわかるし、文章のリズムを楽しむこともできますが、子どもは何のことやら「とんと見当がつかぬ」といった感じでした。
また読んで! とくるでしょうか。ちょっと疑問符です。

まんぷくでぇす長谷川義史・作(PHP研究所)

ぼくと、おとうさんと、おかあさんが次々と食べまくるお話です。うちの子ども達お気に入りの一冊。何度もリクエストがきます。
この飽食の時代に生まれ育っていても、食べることにはすぐに興味のホコサキが向くようです。
それと、絵の中の細かい脇役たちを見つけるのが楽しいようです。