お金について、感じとってほしいのです。

児童書☆はじめてのおこづかい☆生源寺美子・作 小林与志・絵(金の星社

初版が1974年の本です。
一年生になって、はじめて毎週おこづかいをもらうことになった主人公「きこ」は、五人の友達にねんど消しゴムを買ってあげると言ってしまいます。でも、それは、ひとつ60円、五人で300円。
きこのおこづかいは一週間50円です。さて、きこはどうするのでしょう。

うちでは、長男には月ぎめでおこづかいをあげています。
次男も毎月のおこづかいをほしがります。でも、出かけた先で買いたいものはできる範囲で買っているので、今のところおこづかいを決めていません。
そこで、「はじめてのおこづかい」を読んで、お金をためることやお金を使うことについて、何かを感じとってほしくて私が選んで読んであげました。
長男は、「あー、これ読んだことあるう」
次男は、「この話、長いね」
というような感じでしたが、顔つきはどことなくシンミョウ。
楽しい話とは言えませんが、「きこ」のいっしょうけんめいは、がんばれ! と応援したくなります。自分で判断してお金を使える年頃になる子供たちに、ぜひ読んでほしいと私は思います。

日常生活でも、お金の大切さは教えていますが、今の子供たちをとりまく環境は、ほしいものがどれもおこづかいに比べて高いのです。
親泣かせの世の中です。
ガチャポン! と一回やるだけで主に200円ですからね。(;;)