人をみる心持が変わります。

児童書☆ 少女海賊ユーリ 剣にかがやく星 ☆みおちづる・作 永盛綾子・絵(フォア文庫

シリーズの第8巻です。先日図書館でようやく出会えたので借りてきました。(まだ、5・6巻を読んでいないのですが……) まず読みたいので。あとで買って我が家の本棚におくつもりです。

今回の冒険では海賊見習い「レニー」の生い立ちがあきらかになります。う〜ん、そうだったのかあ〜。と楽しませてくれる展開です。

でも、もっと目からウロコだったのは、物語の中の悪人のひとりオーデニア国王ローデンの過去です。とことん心根の悪い男で、兄である前国王を毒殺までしているのですが、作者は「なぜそんな人間になってしまったのか」を物語ってくれます。
ひどいことを言う人やとんでもない行動をとる人などなど、人間にはそこに至る過程があるのだということに改めて気づかされた感じです。


子どもの言動も同じで、「なんでそんなことを言うの(するの)?」というようなことが度々あります。子どもなりの理由があるんですよね。日常の忙しさについそこまで考えてあげることを忘れてしまうことがやはり度々で……。そんなことも考えたりしました。

長男に「8巻、あるよ!」と言っておきました。近々読むでしょう。