青春航路 ふぇにっくす丸
- 作者: 八束澄子
- 出版社/メーカー: 文溪堂
- 発売日: 1993/12
- メディア: 単行本
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主人公ひろしと真二は、高校を中退し自分の居場所を見つけられずにいる子達である。ふたりが「働く」ことで得たものは、自分らしく生きることのできる居場所、未来だと感じた。
船にあまりくわしくない私としては、不安もあったが、ふたりの働く現場が手に取るようにわかり、また興味を持てた。ストーリーの面白さもあるが、アッという間に読み終えた。
こんなふうに書くとなんとも薄っぺらな感じになるが、「働く」ということを改めて考えさせられた。自分もそうだし、息子たちにも「働く」ことを意識して暮らしてほしいと思う。お金になっても、ならなくても。
♪私は子どもの頃、あまり手伝いをしなかった。「しなくていいから、将来自立した女性になれるように、勉強してほしい」と母は常々言っていた。そのとおりにしてきた。
ところが、高校を卒業すると、「自分のこづかいは、バイトで」と言われた。私としては、泳げるかどうかもわからないのに、川か海に投げ込まれたような気持ちだった。でも、「イヤだ」とは言えない年齢になっていたのだ。
私は、自分の子供たちに「働く」ということを少しづつでも実感してほしいと思っている。だから、うちの手伝いをしても、ごほうび(おこずかいなど)はあげない。子供たちは不満そうにしぶしぶ承知する。
でも、長男(小6)は、風呂掃除を日課としている。しかもその掃除は、家族の誰よりも上手だと自負している。私はすごくうれしい。♪
ブログを書かなかった空白の四ヶ月。私は、同人誌に作品を投稿することに集中していた。そして、2作を仕上げた。短編だが、私にはなかなか大変だった。
ブログを書く余裕はゼロだった。
現在、三ヶ月に一作、作品を仕上げることを目標にしている。
この一年で、生活がずいぶん変わった。そして、これからも変わっていきそうな気がする。
そこで、このブログをどんなものにしていこうかと、今、迷っている。