初恋コレクション6
- 作者: 小笠原朋子,越水利江子,岡信子,木暮正夫
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2006/10
- メディア: 単行本
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
「初恋はじめ」竹内とも代
「着ぐるみスター☆」牧野節子
「潮風は涙の香り」風野 潮
「すなおなキモチ」小笠原朋子(コミック)
「恋のタイムセール」次良丸 忍
「恋せよおとめ」」服部千春
「世界一、きみが好き」越水利江子
小学5、6年生の頃を思い出しながら、胸ときめかせたり、涙ぐんだりしながら読む。そういう読み方もあるが、今回はふと母親の視点からあることに気がついた。
風野潮さんの「潮風は涙の香り」は、新しい恋の予感を感じさせつつも、主人公は結果的に「失恋」する。そのために、熱を出し、学校にも行けなくなる。
話は初恋からずれてしまうが、この物語を読んだとき「不登校」という言葉が頭に浮かんだ。こういう理由(失恋)で学校へ行けなくなることもあるかもしれないのだ。「いじめ」も親に打ち明けにくいと思うが、「恋愛」のこととなるとますます親に言いにくいだろうと思った。
子供たちの生きている世界は、私の思い至らないことがまだまだあるようだ。でも、親であり、物語を書こうとしているのだから、ボーっとしているわけにはいかない。