白ワシのかんむり(キツネのかぎや・5)

白ワシのかんむり (キツネのかぎや 5)

白ワシのかんむり (キツネのかぎや 5)

児童書☆ 「キツネのかぎや」シリーズの第5巻。
うちの息子達(小6・小2)が時々学校に提出する
「わたしのおすすめの本」というカードに、
この「キツネのかぎや」をふたりとも書いている。
そこで、小2の息子に「そんなにおもしろいの?」と聞いたら、
「すっごく面白いよ。とくに、白ワシのかんむりがおススメ!」と言うので、
いっしょに読もうと思って、本棚から寝床に持っていった。
すると、「ぼくが読んであげる」と言って、
夕べは、子どもに読み聞かせをしてもらった*^-^*。
長いから交代で読もうかと言ったけど、
結局全部読んでくれた。
(教科書の音読はきらいなのに……)

主人公のキツネは「かぎは、なんでもあける自信をもっている」、かぎやだ。
今回は、白ワシの女王の依頼で王子が王様になる「戴冠式」に必要な、
かんむりが入った箱のかぎを開けることになる。
かぎは、王様になろうとたくらんでいるハゲワシ公爵がぬすんでしまったらしい。
箱のかぎを開けないと王子は王様になることができない。
ばかりか、悪いハゲワシ公爵が王様に君臨してしまうかもしれないのだ。
白ワシ王子とキツネは、かんむりの箱がしまってある塔をめざして飛び立つ。
でも、かんたんに塔に行くことはできない。
ハゲワシ公爵の攻撃にあう。
その戦いで、キツネは空から森へと落ち、
さらに、穴に落ち……と、大冒険をすることになる。

このあたりのハラハラドキドキの展開が子どもにはとっても面白いようだ。
「あのね、黒いあくまがキツネにせまってくるときはね、あ〜どうなっちゃうのー!!って思うよ」
と言って絶賛していた。


シリーズは、10巻が昨年秋に出版され、それが最終巻らしい。
どんなかぎでも開けるという自信と勇気や冒険心をもったキツネが魅力の物語。
他の巻も読んでみよう。