プールのジョン

プールのジョン (牛ライブラリー)

プールのジョン (牛ライブラリー)

児童書☆>「牛の会」は、もともと同じ大学出身の人たちの同人の会です。始まりは数十年前のことのようですから、
今はその時々に新しいメンバーが参加して、今があるのだろうと思います。
この本はその同人のベテランから新人まで16人の作家の作品が収録されているそうです。

皿海達哉・作「プールのジョン」は、主人公が夜中にジョンという愛犬を散歩させていると、たまたま出会った少年たちに絡まれ、「ジョン」がプールで溺死させられてしまう話です。なんとも心が痛くなるような展開でした。
日比茂樹・作「意外な二人」は名前占いをうまく使った話で、なーるほど(笑)と思う落ちとなっています


同人の会は同人誌を自分達で作って発行しますが、出版というのはさすがに長い歴史をもつ同人の会だなあと、すごいなあと思った次第です。