ハーフ
長男が去年(6年生のとき)、「ぼくのいとこは犬です」という詩を書きました。
それは本当です。というか、「いとこ」的な存在は、私の妹が溺愛する犬しかいないのです。(名前も人間の男の子によくある名前です)
でもそれは、いわゆる家族のような存在のペットということです。
- 作者: 草野たき
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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父親にとってヨウコは、ペットなどではなく、本当に妻であると信じて毎日を生きているのです。
真治は、成長するにしたがって、本当の母親(人間)がどこかにいると気づきます。
それでも、父親のいうとおりに犬のヨウコを母とする日々を送っています。
でも、もし私が真治だったらと考えたら、胸の奥が痛くなってきました。
真治もやがて、父親に合わせている自分が壊れ始めます。